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ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜 200703
ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜
しがない僕の、【詩】のある風景。
2007/03/29 Thu
それも考えた
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それも
考えた
それも考えた
それも
考
えた
それ
も
考 えた
それだって考えた
それも考えた
それも
それも
それも
それも
考
えた
目の中の埃ひとつ
ただそれだけを取ることに
今は集中しよう
黄の詩
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2007/03/28 Wed
春の風吹く
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言葉を選びすぎて
結局 何も
伝えられなかった気がする
大切にしすぎて
未だに中身を
知らないままなんだ
あなたはどうですか
言おうかどうしようかと
迷ったまま呑み込んだ言葉は
ありますか
そもそも
僕に言いたいこと
ありましたか
薄紫の詩
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2007/03/27 Tue
ダイヤモンド
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心に ダイヤモンド
やいば
どんな刃でも 傷つかない
なぞって
触って
磨くだけ
白の詩
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2007/03/25 Sun
風船ふわふわ
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息するだけで 膨らんで
叩かれては 形を変え
追いやられては 舞い戻り
踏みつけられても また浮かぶ
泥まみれなので
綺麗にしたいです
擦り切れてしまったので
補修したいです
いっそ破れてしまったら
取り替えてくれますか
新しいの
と
取り替えてくれますか
水色の詩
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2007/03/24 Sat
期限
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揺りかごの中で目覚めずにいるうちに
環境の変化に馴染めなくなって
気づいたら 時 もう既に遅しと
鳴り響く鐘がいっせいにわめきだす
傷ついてみて
そして
立
ち上がって
赤の詩
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2007/03/23 Fri
変換キー
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いくら僕が 強くなっても
どんなに僕が
岩
のように
水
のように
太
陽のように
強くなっても
このままの形で
君に手渡すことはできない
変換キーは
どこ
赤の詩
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2007/03/22 Thu
経緯
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振り返るのは やめよう
なんて
思ってもみたけど
イキサツ
ちゃんと経緯を知らなきゃ
前
にだって
進
めない
赤の詩
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2007/03/20 Tue
これを恋だと言わないで
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吹き抜ける一瞬に
もぎとられた さざ波は
こうして なお
あなたへと 注ぎ続け
空白の感触を 確かめ続ける
これを恋だと言われたら
何処へ帰ればいいのでしょう
倒れるこの身を受け止める
優しい頼りはいりません
倒れるこの身を不確かな
夜に落としてほしいのです
これを恋だと言わないで
深紅の詩
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2007/03/18 Sun
やっぱり玉ねぎだった
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玉ねぎの皮みたいなものが
表面についているけれど
これだけは玉ねぎじゃない
他のはみんな そうだけど
これは
特別
違うんだ
そう信じて皮を剥いてみた
でも やっぱり玉ねぎだった
今になってよくよく考えてみたら
なんでそう思えたのか まるで分からない
玉ねぎの皮みたいなものがついているのだから
まず玉ねぎに違いないのに
その盲目さ加減を
カッコいい言葉に置き換えようという試みも
ことごとく失敗に終わった
やっぱり玉ねぎだった
赤の詩
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2007/03/17 Sat
感謝のコトバ
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ここに僕がいるってことに
気づいてくれて ありがとう
このふたつのガラス玉じゃ
君や あの人や
その向こうの誰かの顔しか
映せないから
時々 確認してないと
分からなくなるよ
折れ曲がった光の先が
今のすべて
スポットライトの中だけで
物語は進行する
他の部分は ないのと一緒
塗りつぶされたら ないのと一緒
ここに僕がいるってことに
気づいてくれてありがとう
水色の詩
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2007/03/15 Thu
君は泣く泣くあきらめる
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トタン屋根の よどみないリズムに
途端に億劫になったのかい
自転車の乗り方なんて
忘れるはずもないのに
身にまとう物なら
いくつか用意しておいたよ
出すつもりのない手紙に
切手を貼ってあるんだろう?
そうやって また
君は
泣く
泣くあきらめる
君を
泣く
泣くあきらめる
座ったままで手が届く
専用冷蔵庫には
よく冷えた飲み物が
ストックしてあるんだろう?
そして また
君は
泣く
泣くあきらめる
君を
泣く
泣くあきらめる
群青の詩
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2007/03/14 Wed
必然
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これからは
泣くことが多くなるだろう
それでも僕は 扉を開けるしかなかった
何度やり直しても いずれは そうしただろう
聞こえたからさ その声が
時々は溜息まじりで 時々は僕の名を呼んだ
どうしようもないことがある
誰か
がそこに存在して
他の
誰か
が見つけること
黄の詩
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2007/03/14 Wed
憂える午後
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緑の風景 目に眩しい
戯れる 君がいる
転がすのは
誰かの蹴ったボール
舌先の飴玉
悟られぬよう 移す視線
ジリジリと 日射しで焦げる僕
間違いなく気付いてしまってからは
楽しいばかりではなくなり
ためらいの崖縁
身を投じる潔さが
それとも もう知っているの
もうじきやって来るお迎えを
待つでもなく
橙の詩
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2007/03/13 Tue
夜の音
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夜の音を 聴いたことがありますか
しんしんと 夜の更ける音を
初めて聴いたのは
いつかの眠れない夜でした
ひとりの夜でした
ひとりきりではなかったけれど
私ひとりの夜でした
それは怖くもなく
かといって 歌っているようでもなく
何かを訴えかけるわけでもないのです
夜は ただ
夜の更ける音とともに
更けていくのです
群青の詩
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2007/03/13 Tue
ふたりの恋
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涙が熱いのは
別れの時を知っているから
だけど流れ出さないのは
悲しいばかりじゃないから
さようなら ふたりの恋
最初から最後まで
ひとりずつの恋
でした
夢を見るのが好きだから
夢見るあなたを見つけたの
さようなら ふたりの恋
よく似たところのある
可笑しなふたりでした
薄紫の詩
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2007/03/12 Mon
木の葉は揺れる
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一枚ほしいと言うなら
どうしてもと言うなら
あげるけど
あげるけど
あげるけど
この一枚は他のとは
違うから
同じように見えても
違うから
だからって
脅かす気はないけど
それなりの緊張感というか
気合みたいなものを
その目の奥に見たいんだ
赤の詩
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2007/03/10 Sat
ルーチン
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覚えたての言葉を舌先で転がすような
コインを投げては受け止めるような
まるで無生産なやりとりさ
何者にも関知されないところで
僕たちは
よく見えない目を擦り続け
誰かの高笑いに耳を塞ぐ
だけど
いつからか どこからか
ちゃんと分かっていたんだ
意味のないことなんて
ただのひとつもないんだって
黄の詩
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2007/03/09 Fri
そして僕は 何処へ行こう
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何もかもが夢のようで
夢であればいいのにと
夢見る頃を過ぎても なお
君を想う時のように悲しくなる
泣く為に声をあげ
うたう為に泣くのなら
いつか
うたいたいと願ったのだろう
紛れもない夕闇に
押し寄せる朝の気配
そして僕は 何処へ行こう
白の詩
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