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ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜 200704
ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜
しがない僕の、【詩】のある風景。
2007/04/30 Mon
最後の言葉
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君が言った最後の言葉は
「元気でね」 だった
僕は何も
何も 言えなかった
君なしで
元気でいられるわけ
ないじゃないか
群青の詩
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comment(5)
2007/04/28 Sat
僕らの Happy Birthday
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人込みのカーテンをくぐって
夜空のビー玉 蹴散らして
甘いシャンパンのテーブルに
ケーキの僕らは向かい合う
どこか
他のテーブルから聞こえてきた
"Happy Birthday"
明かりが消された数秒の
ランプになった君の目に
僕は見とれていたんだよ
もどかしいこの距離を
吹き消す日を待っていた
ずっと君が好きだった
ピンクの詩
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comment(8)
2007/04/27 Fri
落ち込み三昧
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鼻のあたまが汚れたと落ち込み
ご褒美がなかったと落ち込み
足跡が消えたと落ち込み
長すぎるかくれんぼに落ち込む
しまいには
ソファに残った温もりに
まで
優しく見おろす笑顔に
まで
日が沈んでは落ち込んで
日が昇っては落ち込んだ
落ち込み
三昧
ざんまい
ざんまい
ザンマイ
もういいんじゃない?十分でしょう
落ち込む為の時間は
大好評のうちに売り切れました
さぁさぁ店じまい またの機会に
それじゃあ またね
黄の詩
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comment(12)
2007/04/26 Thu
冷めないグラス
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グラスの内側を
音もなく伝うしずく
触れられても抱きしめられても
誰の指にも届かない
流れても流れても
たまっていくだけ
生ぬるい跡を
残すだけ
出ていきたい
ここから出ていきたい
あぁ これ以上は
もう無理なのです
溢れたら出られますか
壊したら出られますか
あの人のところへ
行けますか
深紅の詩
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comment(6)
2007/04/25 Wed
ちょうど 境目
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ちょうど 境目
日付変更線を越えるとき
夕日が彼方へ沈むとき
明日という日が今日になるとき
またひとつ 歳をとるとき
どんな
どんな境目も
あなたと
手を繋いで越えたい
橙の詩
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comment(13)
2007/04/23 Mon
挑戦状
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瓦を一枚 パリンと割ったら
あらわ
次の一枚が出現れて
また君が遠くなった
手強い君を 愛します
どこまでも君を 愛します
橙の詩
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comment(6)
2007/04/21 Sat
それなりじんせい
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「何をやってもそれなりに こなせる」
などと ほめられた
ほめられた
のだろう、たぶん
いえいえ
そんないいものではありません
どれをとってもそれなりな
中途半端な それなりじんせい
いくつもほしくはありません
たったひとつでいいのです
突き抜けるたったひとつ
それがほしくてたくさんの
それなりを作りました
でもまだみつかりません
そのたったひとつが
みつかりません
黄の詩
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comment(13)
2007/04/20 Fri
しあわせ
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あなたに
してあげられることがある
という
しあわせ
白の詩
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comment(6)
2007/04/19 Thu
本意
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本意ではないが
「本意」
の為に
「行為」
してみる
少し
強くなれた
気がした
そして いつか
本意
になる
かも
白の詩
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comment(5)
2007/04/19 Thu
愛の日々
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自信なさそうな背中が
妙に気を惹くんだ
君の存在感 日増しに大きくなって
可愛いそのくちばしで
僕を完全リード
スケルトンな計画たちに
夢見心地で呑まれていたい
ささやく声は僕のもの
笑い声はどちらのもの?
感じたぬくもり ふたりのもの
転げ回る 芝生の上
繰り返すほど鮮やかに
磨かれていく愛の日々
唖然としたわだかまりは
恥ずかしそうに溶けてった
目撃した 幸せの渦中
橙の詩
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comment(4)
2007/04/18 Wed
夜と朝の そのあいだ
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寝返りを打つ音さえ
宇宙まで届きそうな
静寂の夜
明日 あなたに会ったら
それが最後に
なってしまうのですね
いっそ理由をつけて
じりじりと逃げ続ければ
「また会える」と思ったままで
いられるでしょうか
心の頼りだったお守りを
返すときが来るのなら
もらわなければ良かったと
後悔してもいいですか
どこからか湧き上がる
泉のような音が
そらへ吸い込まれていきます
朝はまだ
遠いようです
群青の詩
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comment(4)
2007/04/17 Tue
エンドレスループ
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地球儀は今日も
薄闇の箱の中で回り続ける
回る以外の音を立てず
微塵も軌道を外れずに
円を描く流星は
針を下ろせば消えるだろう
もともと小さな星だから
いらなくなるくらいなら
どうして創ってしまったの
一度 回り始めたら
どれほど疲れ果てても
何ひとつ照らせなくても
止まることはできない
針先に委ねられた
この星の顚末(てんまつ)を
あなたの手の中へ取り戻して
灰色の詩
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comment(5)
2007/04/16 Mon
お元気ですか
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同じ空の下 違う色の空の下
ひとり 旅に出たけれど
包みの中の温もりに
いつものあなたの温もりに
涙があふれて止まらない
お土産片手に「元気だった?」と
余裕をみせる そのはずが
旅立つ勇気が出ただけの
小さなこどもと変わらない
びーびーびーびー泣いている
小さなこどもが泣いている
ふつうにあるあたたかさ
ふつうなことのありがたさ
だからあなたは 気持ちよく
送り出してくれたのですね
ありがとう
お元気ですか
水色の詩
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comment(7)
2007/04/14 Sat
くちぐせ
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まるで何気ないひとことを
口にした途端 ハッとした
どこかで聞いたことがある
どこだ
どこだ
どこだ
なんだ
なんだ
だれだ
君だ
ピンクの詩
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comment(7)
2007/04/14 Sat
日常裁判
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非
難したいのか
追
いやりたいのか
自己
証明
か
自己顕
示
か
優越
感か
あぁ
どれにも興味のない
僕になりたい
赤の詩
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comment(2)
2007/04/13 Fri
万華鏡
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かお
とっておきの表情で
永遠の絵になりたい
透明レンズの向こうから
いつも見ていてね
複雑なようでも 残るのは
たったひとつだって
信じていてね
薄紫の詩
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comment(4)
2007/04/12 Thu
日暮れの部屋
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日の暮れた その絵に
明かりを灯してみたけれど
やはり朝はやって来ず
枠の外へも出られない
まるで現実味のない現実
誤魔化せないと知りながら
誤魔化されないと知りながら
何故こうも偽物ばかり
造り続けてしまったんだろう
口実という霧に
立ち向かわなければ
黒の詩
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comment(1)
2007/04/11 Wed
黄色選手権
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今年もこの季節がやってきた
国中の黄色たちが
その黄色さを競う
黄色選手権
年齢性別顔かたち
一切関係ありません
ただ自らの黄色さを
黄色さのみを競うのです
それなのに そのはずなのに
またもや彼が現れた
黄色スポンサーのY氏が現れた
Y氏は他の者には見向きもせず
黄色7号を押し上げる
7号だけを押し上げる
二人が一瞬合わせた視線を
誰も彼もが見逃した
黄色になるためのサプリメントも
磨きをかけるトレーニングも
すべてが無駄だったというのか
スポンサーの知り合いは
僕にはいない
黄の詩
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comment(1)
2007/04/10 Tue
卒業してもいいですか
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そんなつもりはなかったけど
入学していました
周りは「おめでとう おめでとう」と
言ってくれたけど
ピンときませんでした
授業と知らずに授業を受け
休憩と知らずに休憩し
出された給食を食べた
早い早い年月に驚いています
厳しい厳しい毎日でした
わけもわからず
逃げ出すことさえ知らず
でも いつの間にか
しゃべれるようになりました
人の目を見れるようになりました
とことん苦しい思いをしなければ
解らないことがあります
ぎりぎりまで悩まなければ
見えてこない答えがあります
これが勉強というものですね
まだ感謝できるほど
大人にはなれないけれど
もうそろそろ
卒業してもいいですか
緑の詩
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comment(6)
2007/04/09 Mon
雨
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その雨の冷たさに
心が潰れてしまいそうなとき
どうか思い出して
あなたの流す涙の その温もりを
知っている誰かが いるってことを
群青の詩
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comment(1)
2007/04/08 Sun
拝啓 ご主人様
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ちゃんとご飯も食べてるし
あったかい寝床だってあるよ
あなたと離れて最近は
賑やかな街を散歩してみたりするし
仲間だって増えた
だから感謝しなきゃいけないくらいさ
それにしても
僕の鼻は利きすぎる
いささか利きすぎる
涙をこぼしていませんか
水色の詩
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comment(2)
2007/04/07 Sat
エンピツ
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轟音とともに雷は
ものの見事に命中し
芯の部分を貫いて
地面へと抜けていく
広すぎる平原で
どうして僕なんですか
どうして僕なんですか
書きたいことは日に日に増えるのに
もう書くことができません
見た目には変わっていなくても
もう書けないのです
あなたのこと以外
朱色の詩
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comment(4)
2007/04/06 Fri
一瞬の永遠
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持っていた缶コーヒーを
ドリンクホルダーに置くまでの間
その間のことが
どうしても思い出せません
「目をつむって」という
あなたの声に引き戻され
甘い後味だけが 残るのです
深紅の詩
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comment(1)
2007/04/05 Thu
五線紙
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隙間なく塗りつぶしたマスを
消しゴムできれいに消したけど
跡が残ってしまった
いつの間にかそこに
五本の線が引かれ
音符が乗った
その曲は知ってる
よく知ってる
こんなふうに
こんなふうに 君のこと
思い出すようになるなんて
薄紫の詩
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comment(0)
2007/04/04 Wed
出逢い
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懐に
吹き込む風
舞い散る心
ひらいた掌に
小さな花びらが
ピンクの詩
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comment(1)
2007/04/03 Tue
晴れた空
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私は泣くことをやめてしまったの
悲しい気持ちと涙とが
いつも一緒にやって来るとは限らない
全てを放り出して泣けるときが
終わりだと認めたとき
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