ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜 200706     

ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜


しがない僕の、【詩】のある風景。  
2007/06/30 Sat
おねがいごと
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               たとえば

              おなじ流れ星を

            もう一度みたいと祈るような
       
             ことだったのかもしれない



             夢なら夢で逢いましょう

            そうしていつかは大人になって

            見上げる空も変わるでしょうか



             おねがいごとは一瞬だけ

             しっぽをキラキラ光らせて

             つかまえてよと合図する
     




    

                              

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水色の詩 | comment(4)
2007/06/27 Wed
助けたい
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              助けたい助けたいと

             呪文のようなその言葉

          繰り返したからってどうってことない

             何となく安心するだけ

              僕が安心するだけ



              手を差し出そうにも

              崖にしがみつく指

              爪からは血が滲む

               もしも離したら

               誰も誰も誰も

               助けられない


       
              すぐ先の足場まで

             とにかく登らなければ

               この手を君に

              差し出すために
 







       
             

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白の詩 | comment(3)
2007/06/26 Tue
だからもう一度
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            形が無いのだから


            なくなることはない


            出来事は花火のようでも


            記憶の中で生きているから


            輝いていた自分を思い出せば


            それは目の前にあるようにも


            未来にあるようにだって


            思えるんだ

       





      




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橙の詩 | comment(3)
2007/06/25 Mon
願い蛍
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             月の色した草陰で

             ふいに目が合ったね

             胸の中へ飛び込んで

             ここへ棲むと君は言う
 


            叶うかどうかはわからない

             だけど光って転がって

            あんまりくすぐるものだから

             ついつい笑ってしまう



             願い事を手に入れた

          




          
        




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朱色の詩 | comment(4)
2007/06/22 Fri
物語は始まりだけを告げる
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              御伽噺のように
 
             次々と物語は進まない

             パーティーは始まらない

             馬車も見当たらないけれど

             登場人物が誰なのか

               誰と誰なのか

               それだけは

             胸の中にあるから

               最初から

              ここにあるから

        




        

       


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水色の詩 | comment(3)
2007/06/19 Tue
もう雨は降らない
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           スロープに連なる傘の列
           ひとつ またひとつと
           しぼんでいく

           グレーの雲に閉じ込められて
           雨だれを見ていると
           それはそれで落ち着くような
           もうこのままでいいなんて
           思ったりして
 
           うつむいていたのに
           どうしていつも見つけるの
           傘の下の私を
           とぼとぼと歩いていたのに
           戻ってきてくれたの

           もう雨は降らないと
           もう十分に降ったのだからと
           そういうあなたは
           どうしてそんなに濡れているの
           抱きしめる腕は
           どうしてそんなに温かいの

       
       



       

      

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水色の詩 | comment(8)
2007/06/18 Mon
傾く空 澄んだ青
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            夕間暮れに星を待つ

            薄い青に金平糖



            急がなくていいんだよ

            君を待つのが好きだから



            謝らなくていいんだよ

            君を想うのが好きだから

      
        



        
       




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青の詩 | comment(11)
2007/06/17 Sun
夢の背中に
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           夢の背中に乗っていた

           夢の背中は輝いて

           大きくうねって飛び回る

           私も一緒に行きたくて

           夢の背中と空を舞う


       
           だけどそれはあなたのもので

           私のじゃなかったから

           どんなに素敵でも

           私のじゃなかったから



           ずっとこうしてはいられない

           いつかは来るその時に

           夢の背中は一人しか

           連れて行ってはくれないから

           私のを見つけるよ

           ちゃんと私のを








       



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水色の詩 | comment(5)
2007/06/14 Thu
ベリーメリーゴーランド
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          たてがみの揺れない馬たちが

          光の輪を描き続ける

          その背に誰かを乗せたって

          降ろすのは また同じ場所



          どうしても手に入らないものは
 
          手に入らないから欲しいのか

          どうあっても欲しいのか

          わからずじまいだから困る

          行く末さえないから困る








      

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薄紫の詩 | comment(5)
2007/06/13 Wed
取扱責任者
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              難しい人だと

             言われたりもしたけど

            その点は否定もできないけど


         
             飽きっぽいはずの君が

            なんだかんだ言いながら

            こつこつと書き続けてくれた

                7年物の

               取扱説明書



             この世界でただ一人

                君が僕の

               取扱責任者  







       



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ピンクの詩 | comment(4)
2007/06/08 Fri
バイバイ。
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             ソーダ水に入れた氷も

             溶けるしかなくて

             はじける感覚だって

             いつかはなくなる

    
             薄まって膨張した時間を

             ストローで吸ったら

             サヨナラの味がした



             じゃあもう行くね
           
 
              バイバイ。




 
       




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青の詩 | comment(11)
2007/06/07 Thu
錆前線
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           錆前線の停滞を

        お天気キャスターがしきりに伝えてる
       
          『錆入り宣言いたします』

          どうりでネジが回らないはずだ

          しょっちゅう回してないと
          前線が来たときやばいぞって
          みんな言ってたけど

          これほどまでとはね


         最後の力を振り絞って会いに行ったのは

           やっぱり君で

          ”やっぱりね顔 ”の君に

        「絶対、回してあげるからね」 と

            言われた途端

           背中のそれが何となく

        3ミリくらい動いた感じがしたんだけど

           気のせい、かな

           





     




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黄の詩 | comment(8)
2007/06/06 Wed
余白の手紙
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           紙飛行機の落とし物

           千切れた翼の落とし物

           文字のない手紙が

           余白の手紙が

           濡れた窓辺に張り付いた     
      
       
              
             それは

           差出人のいる証拠


           あなたを想う誰かが

            存在する証拠



           翼のない その体で

         どうやって帰っていったのか

      



      


    

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水色の詩 | comment(4)
2007/06/04 Mon
ビッグバン
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     木端微塵に

     砕け散った

     僕と名のつくものが

     砕け散った

       

  
     これでやっと

     始められる

     終わらせなければ

     始められなかった


      




      


         

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赤の詩 | comment(7)
2007/06/02 Sat
思い出さない
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             思い出さない
 

             君のことなんて
             思い出さないよ


          そんなに好きじゃなかったし
          似たような人なら探せばいるし
           たいした思い出はないし
             涙だって出ない


             頷き方も口癖も
           甘え方も落ち込み方も
            手や唇の温もりも
             何もかも
               何もかも        


            思い出さないよ


          思い出したりするもんか


           




       



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朱色の詩 | comment(11)
2007/06/01 Fri
じっと見る
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            コンクリートの床を
            穴があくほど見ていた
            飽きもせず
            じっと見ていた

        

             そうしたら
            僕の中の太陽が
            レンズを通して集まって
            そこに小さな小さな穴を
            ほんとうにあけた


      
             もしやと思い
          ずっと行く手を阻んでいた壁の前に


              僕は立つ


            そこに小さな穴を
            あけ続けるつもりだ

    

        


      
       



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赤の詩 | comment(5)
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