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ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜 200707
ウタウタイ〜心許ない僕の日々〜
しがない僕の、【詩】のある風景。
2007/07/31 Tue
凪の途上 乙女の涙
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ダイヤモンドの水面に 揺らめく遊覧船
掌のスプーンで 太陽の落とし物をすくう
いつからか楽しいことを
素直に楽しめなくなっていた
何処へ向かうのかとそればかり
時々 目を伏せては
眩しかったのと言い訳する
愛しすぎないようにしていた
朱色の詩
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comment(10)
2007/07/28 Sat
情熱の矛先
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波が騒いでいるようだ
僕は欲しているようだ
題名をつけたがらない君と
触れられる距離で
不可思議な今を過ごす
時が震えているようだ
僕は嘆いているようだ
この情熱の矛先を
ためらいのうちに向ける
深紅の詩
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comment(6)
2007/07/24 Tue
砂の散歩
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波飛沫が
足下にかかるのを
心なしか楽しみながら
砂の上を歩く
また 「大好き」 が打ち寄せてきて
鼻の奥がツーンとする
あぁ もうこんな時間
君が家に帰る頃
水色の詩
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comment(6)
2007/07/21 Sat
距離感
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あのコとは8m
彼女とは6km
あの人とは1万km
思うようにすぐ
会えなくなった今では
相手との距離が
残酷なまでに分かる
こんなこと
分かりたくなかったな
群青の詩
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comment(12)
2007/07/20 Fri
絶対なんて
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叶うとか辿り着くとか
約束とか永遠とか
絶対絶対って
君は訊くけれど
絶対なんてないんだよ
限りなく
” 絶対 ” のほうへ
近づいていくだけさ
赤の詩
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comment(11)
2007/07/18 Wed
その人になる
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一番に駆けつけて
一番に抱きしめて
一言も漏らさず
一緒になって泣く
僕が君の
その人になる
橙の詩
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comment(7)
2007/07/14 Sat
導火線
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薔薇との会話は 薔薇とのもの
百合との会話は 百合とのもの
そこにしか存在しない
導火線に火がついたなら
むやみに他言はしないよう
外気に触れると
消えるのです
深紅の詩
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comment(5)
2007/07/13 Fri
スイートスイートホーム
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生クリームを絞る母の横で
余ったクリームをなめる
そんな日常が好きでした
蝉の声を聞きながら
剥いてもらったびわを食べる
そんな夏休みが好きでした
思い出すのは楽しかったことばかり
いくつかあったはずの悲しい出来事は
ケーキと一緒に食べてしまった
あの家は取り壊されてもうないけれど
私の帰る場所は永遠になくならない
目を閉じればお帰りと
笑ってくれるあなたがいる
茜色の詩
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comment(7)
2007/07/12 Thu
新大阪
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ひとつの映画を
繰り返し観るみたいに
おんなじ場面で
どうしても泣いてしまうね
僕らはとびきりの仲良しだから
約束とか心配とかしなくても
ちゃんとまた会えるのに
さびしいねって
さびしいのって
言ったり訊いたりするのは
よそうね
いつも改札まで送ってくれて
ありがとう
水色の詩
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comment(4)
2007/07/10 Tue
ブーゲンビリアの祈り
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いらなくなっても
どうか
返さないでください
あなたにあげたものですから
返されても困るのです
受け取ってくれた瞬間の
心と心がすべてです
深紅の詩
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comment(11)
2007/07/08 Sun
ブラックコーヒー
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気持ちと同じくらい
身体も疲れさせてみる
少し走りすぎたときは
君に手を握ってもらう
甘すぎるデザートに
ブラックコーヒーを
緑の詩
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comment(7)
2007/07/06 Fri
見ないようにしていた
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君を見ないようにしていた
良くも悪くも
影響を受けてしまうから
風が通り過ぎていかず
心が全部 拾ってしまうから
君に近づかないようにしていた
僕の中で
どうしようもない何かが
生まれそうな気がして
君を見ないようにしていた
朱色の詩
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comment(6)
2007/07/05 Thu
オーケストラ
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燕尾服の楽団員が
うやうやしく 一礼する
3歳の僕がシンバルを
7歳の僕がクラリネットを
12歳の僕がフルートを
19歳の僕がトランペットを
25歳の僕がヴァイオリンを
そして今は
コントラバスさ
人生はまるでオーケストラ
不器用ながらに
深まっていくハーモニー
金色の詩
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comment(6)
2007/07/03 Tue
アンドロメダ
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何百万光年先へは
到底 辿り着けないけれど
地球の果てまでなら行ける
何処が果てかも
わからないけれど
僕が果てるまで
果てるところまで
星の集まりを想い描いて
きらめく渦に
呑み込まれていこう
金色の詩
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